LDの人の大学入試
障害者差別解消法等によって、小中高大を問わず、学生側は「合理的配慮」を要求することができます。障害の特性に合わせて、それを補うことができる環境をできる限り作ることができます。
大学入試においても、場合によっては合理的配慮が認められることが徐々に増えてきております。アメリカの大学のようにはまだ進んではいないものの(字が左右反転して見える人に対しても受験問題を提供することがあるそうです)、着実に前に進んでいます。
LD、ディスレクシアの人は以前なら大学入試をするのを諦めざるを得なかったケースでも、入試を受けることができるようになってきました。
例えば、
- 学習障害(LD)を持っていると認められた受験者は、試験時間の延長が許可されることがあります。また、
- 学習障害(LD)を持っていると認められた受験者は、問題用紙や解答用紙を拡大したものを提供されることができるようになっています。
ASD向けの配慮も
これはどちらかというとLDではなく、ASDの人向けですが、集団面接を個人面接に変更することが場合によっては可能になっています。
日本大学
具体例を挙げると、日本大学では、障がい等がある方が一般選抜における受験上の配慮を必要とする場合、事前に面談を行って受験上の配慮について確認したり、相談に応じてくれます。
ソース:2024年度一般選抜における受験上の配慮について |日本大学 入試ガイド (nihon-u.ac.jp)
今後は私大だけでなく、国公立大学でも入試の際に配慮が認めれる例が増えてくると思われます。大学入試を考えておられる方は、継続的に情報をチェックしておくことが必要です。
日本学生支援機構で確認する
日本学生支援機構(JASSO)(障害のある学生への支援・配慮事例 | JASSO )は障害のある学生に対しての、支援・配慮事例を収集しているので、どの大学でどのようなケースが許可されているのか調べてみるのがいいでしょう。