京都の西部地域で家庭教師を行っております。主に発達障害のお子さんの家庭教師をしております。


音楽療法


発達障害(神経発達症群)の人が自己観察力を上げ、そして自己コントロール能力をつけるのに役にたつ方法の一つとして、音楽療法を受けてみる、というのがあります。

音楽療法とは

 音楽療法には、不安や痛みの軽減の他に、感情表現のサポートやコミュニケーションの支援にも効果があります。高齢者や難病患者等に対するターミナルケアとしての音楽療法というイメージがある方もいるかもしれませんが、発達障害当事者に対する支援にも役にたつと言われています。

 発達障害(神経発達症群)の人が音楽療法を受けることで、不安の軽減や感情表現の発達だけでなく、コミュニケーション力をつけたり、身体機能の発達にも役にたつと言われています。

自己観察力の向上につながる

 ただそれだけではなく、人によっては、自分自身に対する自己観察力を上げて、自己コントロール能力の向上につながる効果があります。

 これはマインドフルネスと共通する部分かもしれませんが、自分の身体感覚に集中してもらうことで、自分の心身を自分で扱う経験値を積み上げることができます。発達障害(神経発達症群)の人は自分の心身を客観的にコントロールする感覚に乏しいので、どうしても無自覚になるのですが、身体感覚を通じで自分を扱う(この場合音楽を通じた五感の刺激)ことで、自分を動かす経験ができるのです。また、シンギングボウルなどの音は人の心身のバランスを整える効果があり、自分のことを自分で認知できる余裕が出てきます。


シンギングボウルが効く


 私の生徒さんの中には、シンギングボウル(https://www.youtube.com/watch?v=iQdVGuaSqCI)を聞くとすごく落ち着くことができた人がいました。ストレスが貯まると、本人は全く意識していないのですが、足が勝手に動き出し、机がガタンガタン動くほどだったのですが、シンギングボウルの曲を聞くとかなり多動がおさまりました。本人に聞くと、頭のざわざわがなくなり、頭がクリアになったそうです。

 さらに、528Hzソルフェジオ周波数を聞いても落ち着くと言っていました。こういう音楽を聞くと寝てしまう人が多いとは思いますが、この生徒さんはむしろ精神的に安定していて、かつ起きていました。面白いことに、このような曲(シンギングボウル、ソルフェジオ周波数)が好きな人はスピリチュアル好きな人が多いのですが、その生徒さんはスピリチュアルが好きではありませんでした。このあたりもテンプレ通りにいかないタイプの人で、発達障害当事者にはいろんな多様性があることがわかります。

 もちろん、このような曲を聞いても全く効かない人もいました。このあたりは本当に千差万別です。

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