京都の西部地域で家庭教師を行っております。主に発達障害のお子さんの家庭教師をしております。


展望がもてない


ネガティブスパイラルに入らないようにする

 発達障害(神経発達症群)の当事者も保護者さんも、時には将来への展望が持てずに気分が滅入ってしまうことがあると思います。ネガティブなことを考え出すとなかなかそこから抜け出せずにループ状態に入ってしまうことがあります。

その場合、

もし当事者あるいは保護者さんが余力があるなら、

 私が今までにご紹介したメソッドをいろいろ試していき、当事者本人に合ったやり方を見つけていくことです。とにかく動いていくことが必要で、動いているうちに新しい情報が入ってくることがあるからです。

余力がない場合

でも、心身ともに疲れて余力がないときがあります。そのようなときは、

まずは、

  • 目の前のことをこなすことに集中する
  • 規則正しい生活にする

この2点のみに集中しましょう。

 頭が先のことばかり考えてしまうタイプの人の場合、やりもしないのに不安ばかり溜まってしまうことがあります。それより、とにかく目の前のことにみに集中することでその不安から目をそらすことができます。当事者さんの場合は、目の前の宿題やノート、プリント管理に全力を注ぐことが大事です。

 また、規則正しい生活ができていなくて、疲れてしまっているがそのことに当事者本人が気がついていないことがあります。ですからまずは規則正しい生活、それに必要なら食事の改善(リンク 089)から入ってみることです。

将来の展望を持つにはどうすればいいか

将来に展望が持てないのでやる気が出ない場合、どう気持ちをもっていったらいいのでしょうか

よい方法としては、

目標となる人間をもつ

 ひとつおすすめな方法としては、自分が好きな分野に関して、目標となる人間をもつというものです。各分野で、発達障害(神経発達症群)をもっていてもものともせず活躍されている人の情報を集め、その人から学ぶことです。直接その仕事に結びつくことがもしかしたら難しいかもしれませんが、それでも学ぶことができることはあるはずです。

SNSを一時的に絶ってみる

 発達障害(神経発達症群)のタイプによっては情報過敏の人がいます。当事者本人の容量を超えて情報を集めすぎると、情報を消化できずに結局振り回されすぎたり、気持ちが沈んだ状態になってしまいます。このような人はSNSを絶ってみるのがいいかもしれません。

自分を分析して棚卸しする

 将来への展望が描けないときは、自分の自己イメージの取り方や自己分析が何か間違っている可能性があります。あるいは自己分析などを考えたことがないかもしれません。

 この状態を、むしろチャンスと捉えて、「自分とは何者か」「何が向いているのか」と自分を分析すると先の展望が見えてくるかもしれません。

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