ドーマン法とは
注意:ドーマン法は現在では米国の小児科学会や神経学会では推奨されていません。過去のメソッドの確認としてこの項を書いています。
ドーマン法とは、アメリカのグレン・ドーマン博士が開発した、脳性麻痺などの子供さんに対する治療です。これを発達障害の子供さんにも応用したものです。
ドーマンメソッドでは、0歳のうちから脳に刺激をたくさん与えてあげるべきだと考えられています。そして脳の発達の80%は、6歳までに完結するとも考えられているのです。
そのため、ドーマンメソッドは新生児から、6歳までの間に適用していかなければいけない特徴があります。また、言語や、文字、数字などを使って脳に刺激を与えていきます。
引用:ドーマンメソッドって何?これを読めば全てが分かる!(ドーマンメソッドって何?これを読めば全てが分かる! (kosorashi.com) )
ドーマンメソッドには様々な方法がありますが、端的に言えば、乳幼児の時期に感覚を刺激して脳を発達させようという手法です。
ただし、膨大な量で全部のメソッドをやり遂げることは困難である上、現在では医学的に否定されているものも多いです。もし興味がお有りでしたら、古本を購入され、1-2個のメソッドを試みに試されるのがよいでしょう。
発達障害の人に対してのアプローチとしてユニーク(?)なのは、
パターニング
というものです。発達障害の人の中には、身体感覚が独特で、自由に肉体を動かすのが苦手な人がいますが、このパターニングは「大人が子どもの手足を強制的に正しく動かすことで、当事者の脳に正しい肉体の動かし方を覚えさせよう」というものです。
正直申し上げるとこれは大人も当事者も重労働である上、脳性麻痺の子供さんはともかく、発達障害の人なら、感覚統合訓練や原始反射の統合ワークの方が、支援者も当事者も負担は少ないのでは、と思います。