感覚統合訓練を受ける
発達障害(神経発達症群)の人が勉強がうまくできない、あるいは日常生活を円滑に過ごすことができない原因としては、五感(視覚、聴覚、触覚など)それぞれ、あるいは五感と運動機能などとの感覚統合がうまくいっていないことが考えられます。この部分の統合がうまくいっていないと、
- 感覚刺激に過度に敏感、あるいは鈍感
- 運動協調性が低い
- 集中力がない
- 社会的な交流が苦手
といった発達障害の人がよくもつ困りごとが出てしまうことがあります。
感覚統合訓練はこういった困りごとを改善するプログラムの1つです。
特に幼児期に取り入れることで、子供の発達をサポートできると考えられています。
感覚統合訓練には例えば
- 粘土や砂遊び、様々な質感の素材を触る(触覚)感覚刺激活動
- バランスボールを使って遊ぶ運動調整活動
- ボタンの留め外し、靴紐を結ぶといった日常生活スキルの練習
といったものがあります。
ソース:(感覚統合とは?基本からわかりやすく解説! |【運動療育型】児童デイサービスCREDO|盛岡市 (credo-coltd.com))
重要なのは、子供さんが楽しんでするようにすることです。「遊び」を通じて、子供さんは体の使い方や感覚の違いを学んでいきます。
具体的には、ジャングルジムやトランポリン、おしくらまんじゅう、粘土遊びといった、子供なら普通にする遊びをするのですが、大切なことはそれぞれの当事者・子供さんの特性に合わせてプログラムを組むことです。子供さんたちの感覚情報の処理の度合いは本当に人によって違うからです。
公費で受けることができることも
感覚統合訓練は、障害児教育施設や地域の発達支援センターでは、障害をもっているお子さんは公費の補助を受けることができるときがあります。あるいは医師からの診断書があれば、専門の病院での治療を公費で受けられることがあります。
原始反射の統合ワークが胎児期や乳児期の反射を統合するワークである一方、感覚情報の処理に焦点を当てるのが感覚統合訓練です。この2つは違うアプローチではありますが、対立するものではなく、かなり関連した分野であり、
原始反射の統合は、感覚統合療法の重要な一環となります。
引用:感覚統合障害と原始反射〜最新の理解と対策法 |【運動療育型】児童デイサービスCREDO|盛岡市 (credo-coltd.com)
身体的なアプローチとしては他に、ドーマン法などがあります。