放課後等デイサービスを使う
発達障害(神経発達症群)の保護者の方は、放課後等デイサービスを使うという手があります。
放課後等デイサービスとは、障害をもっていたり、発達の問題を抱えている子供さんをサポートする通所施設です。(リンク 放課後等デイサービスとは?利用条件や支援内容、児童発達支援との違いなどをわかりやすく解説【専門家監修】 (litalico.jp))
街のオフィスの1室を借りて営業されているところもあれば、元養護学校の職員や保育士が自宅でされているところもあり、多種多様です。探せば本当にいろいろあるので、お子さんに向いている施設はどこか迷われるかもしれません。
放課後等デイサービスで得ることができるスキル
放課後等デイサービスでは、当事者が今後社会で自立することができるためのスキルを学んでいきます。
- あいさつ
- スケジュールを作る
といった基本的なものから
- お金の計算や管理
- 生活に必要な基礎知識を学ぶ
- 人間関係を学ぶ練習
といった将来に向けてのスキルを高めていくこともします。
もっとも、子供さんの能力は千差万別なので、職員は、実質ずっと当事者の子供さんの遊び相手をさせられている、という現場もあります。
放課後等デイサービスに通うメリット
放課後等デイサービスを利用しているお子さんは、軽度知的障害のお子さんやグレーゾーンのお子さんが多いのは事実ですが、知的に問題がない発達障害(神経発達症群)の子供さんが通うメリットもあります。その理由としては、
人間関係の訓練ができる
放課後等デイサービスの中には、ライフスキルトレーニングやSSTのようなプログラムを提供しているところがあります。発達障害(神経発達症群)の子供さんにとっては人間関係を学ぶいい場所になります。理解があるスタッフがいることが多いので、当事者本人が失敗して落ち込んだり、トラブルになる前に人間関係をうまく学ぶように誘導してくれたりします。
また、知的に問題ないタイプの場合は、その集団の中でリーダーシップを取ることを求められたりします。そこで責任感をつけたり、タスクをこなしたりすることでの自尊感情を得たりすることができます。
お母様が休息できる
発達障害(神経発達症群)の子供さんを抱えているお母様は、やはりいろいろと心身ともに消耗していることが多いです。「たった1-2時間でも自分個人の時間を持つことができると、ストレスが解消されてリフレッシュできるのに・・・」と考えていらっしゃる方も多いです。自分の時間を作るために利用するという考え方でもOKだと思います。