発達障害(神経発達症群)の保護者の方は、自分の子供さんが発達障害(神経発達症群)の当事者とわかり、どうしたらいいのか途方にくれたり、将来に対して悲観的になってしまったりするときがあるかもしれません。
これは長丁場の戦いなので、メンタル的に落ち込んでしまうことからできるだけ回避するように自分自身を扱わないといけないです。
ではどうしたらいいでしょうか。
親の会に入る
発達障害(神経発達症群)の人の状態というのは本当に千差万別で一人として同じ状態の人はいません。ある人にとってはこれがいい、ということも別の人にとっては違ったりします。他の人の例や体験が役には立たないときもありますし、情報量が多すぎると振り回されてしまうときがあります。
それでも、発達障害(神経発達症群)の人の保護者にとっては、当事者の親の会に入るというのはメリットが結構あります。
情報収集
一つには「情報収集」ができるということです。いい解決策やいい本、評判のいい精神科医や心理カウンセラーの情報が入ったりします。また、その地域特有の事情などを知っている人がいて、「これしたらダメだよ」「ここに申請しないと無視されるよ」とか教えてくれたりします。生きた情報が入るのは何物にも替えられないです。
孤独感をなくす
発達障害(神経発達症群)の人の保護者はどうしても孤立した精神状態になりがちです。定型発達の保護者の人が持っている悩みとは違う悩みを持っているので、話が合わず、話相手がいないのでどうしても孤独を感じやすくなってしまいます。そのような孤独感が長期間続くと、精神状態も悪くなり、鬱的な状態になってしまいます。同じ悩みを持っている人が近くにいると知るだけでもその孤独感が緩和されます。
相互理解、視野を広げる
同じ悩みをもっている他の保護者と話すメリットとしては、自分の視野を広げることができるというのがあります。人間誰しも何かしらの固定観念をもって生きていて、それに無意識に縛られて生きていますが、自分ひとりではなかなか気が付きません。他者と話して、「こういう考え方があるのか」「こういうことを気にする人がいるのか」逆に「私は気にしていたが、全く気にしない人もいるのか。これから気にしない生き方をしてみよう」などと広い視野を持てるようになります。これは他者とコミュニケーションしないとわからないことです。
私がおすすめできる親の会としては、高槻で活動されている
高槻ルーロー(http://t-ruro.org/)
があります。(現在ではホームページはあまり活動していなくて、FB(https://www.facebook.com/TAKATUKIruro/)上で活動されているようですね)
私は高槻ルーロー様主催での梅永裕二先生の講演会を何度か拝聴させていただきました。