京都の西部地域で家庭教師を行っております。主に発達障害のお子さんの家庭教師をしております。


母親の影響


母親がポジティブになることが必要

 保護者様の中には、お子さんの世話などでイライラしたり疲れてしまったりすることもお有りかと思われます。特に、子供さんがうまく動いてくれなかったり、問題行動をしてしまったりすると、怒ってしまったり疲れてしまったりしてしまうことは、人間だから仕方がありません。

子供さんとの関係が煮詰まってしまったときどうすればよいでしょうか。

 そのようなときは、一度子供さんに自分の意識をフォーカスすることをやめて別のことにフォーカスすることが大事です。できれば、お母様自身の気分が”上がる”ことにフォーカスするのがよいでしょう。

子供は14歳くらいまでは母親の影響を受けやすい

 (私のみたところ)、たいていの子供さんは14-15歳くらいまでは、母親の影響下にあります。母親の精神状態が子供さんに移ることが見ていて多いです。そのため、母親がポジティブな状態のときは子供さんも問題行動が減りますが、母親がネガティブな状態のときは子供さんの問題行動が増えます。子供さんがネガティブな状態になるとどうしても母親はその問題に注目しすぎてしまいますが、そうするとたいていの場合、母親と子供でネガティブエネルギーのキャッチボールをしてしまっているのです。母親のマイナスを(無意識で)子供が感じて、ネガティブな行動をする。それを見て母親がマイナス思考になる、ということを繰り返していくのです。

母親を先に助ける

 この場合、(一般のイメージと逆で)まずは「母親」の方のケアをすることが大事です。なぜなら、子供さんが倒れてもお母様が強ければ大丈夫ですが、逆の場合、共倒れになるからです。

 人間は精神的にネガティブな状態になったとき、第3者から見ればよくわかるのですが、本人自身は気が付かなかったりします。そのため、信頼できる第三者の助言を仰いだり、(日本にはあまりそのような習慣はありませんが)かかりつけのカウンセラーに観察してもらうのがよいでしょう。

15-16歳くらいか母親の影響を受けなくなる

 15-16歳くらいからそれ以降になると、多くの人間は母親の影響を受けにくくなります。母親がネガティブでも、心の中で「あの人はそういう人なんだ」と客観的に見ることができるようになっています。母親の感情が子供と連動しなくなってくるのです。

 ただし、15-16歳からそれ以降の年になっても、親や周りの目上の人の感情に意識的、無意識的に振り回されてしまう人がいます。いわゆるAC(アダルトチルドレン)と呼ばれる人たちです。この人たちは周りの人の感情に振り回されてしまったり、相手の感情を先読みしすぎて過剰に相手の期待に答えてしまったりして消耗してしまっていることがあります。

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