京都の西部地域で家庭教師を行っております。主に発達障害のお子さんの家庭教師をしております。


勝手に手足が動いてしまう


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 発達障害(神経発達症群)の人の中には、机に座っているときに勝手に手足が動いてしまう人がいます。私の生徒さんの中には、足が貧乏ゆすりを起こして机がガタガタと揺れ続けたり、左手がまるで別の意思をもった生き物のように動いて、勝手に周りの備品をいじり続ける人がいました。

 一人で生活している分には問題ないですが、兄弟姉妹がいる場合や、支援級での登校ではない場合、周りの人に迷惑をかけることになります。(当事者の兄弟姉妹が聴覚過敏を持っている場合、貧乏ゆすりの音でブチギレてしまいます)

タートルウィズ

タートルウィズの重いひざ掛け

 そこでその生徒さんには、タートルウィズのひざ掛けを使ってもらうことになりました。


タートルウィズ

ひざかけとしては少し思い2.3kgとずっしりあるものです。

 これをひざかけとして使ってもらうと、左足の貧乏ゆすりがかなり改善されました。というか、結構重たいので(2.3kg)、物理的に動かなくなったという方が正しいかもしれません。また、左手が勝手に動くときは、左手の上にこのタートルウィズを乗せてもらいました。そうすると、左手が動かなくなり、自分の身体が動かなくなったことで、それがフィードバックとなって落ち着いて勉強するようになりました。

 もちろん、子供にとっては重い(というか大人にとっても重い)ものですので、当事者本人の了解を得てから本人に使ってもらいましょう。

 この商品は、自閉症・発達障害の人向けのグッズを制作していらっしゃる「たーとるうぃず」が販売されています。

問題の本質は不安

 手足が勝手に動いてしまうタイプの人の場合、そのような行動をしてしまう原因はかなりの確率で不安が原因です。ですから、不安の原因を解決しないと完全には解決しないものです。しかし、対処療法としてどうしても手足の多動を押さえないといけないときがあるでしょう。そのような場合、このひざ掛けが役にたちます。

無害なものを手に持ってもらう

 手が勝手に動くのは不安から逃れたいのが原因なので、その不安が少しでも和らぐのなら、無害なものならそれを当事者本人にずっといじってもらうというのも私はOKだと思います。その生徒さんは手が勝手に動くとき、左手でナイフやカッター、ハサミをいじって工作する癖があり危なかったので(本人は無意識)、その生徒さんの左手に使っていないコンピューターのマウスを持っていてもらいました。そうすると左手で何千回もマウスを無意識にクリックしていました。周りの人がOKならそれでいいと思います。

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