18歳以上だと「かがやき」
子供さんが現在は小学生、中学生、高校生であってもいずれ大人になります。場合によってはお子さんが18歳以上になったときの支援先を確保したほうがいい場合もあります。もし、お子さんが大学生になった場合は、その大学の障がい学生支援室、障害学生センター等に支援を求めるのが一番いいのですが、そうでない場合(大学に進学していない、大学卒業後引きこもり状態、等)は京都市発達障害者支援センター「かがやき」を使うというのも一つの手です。
京都市発達障害者支援センター「かがやき」とは?
京都市発達障害者支援センター「かがやき」は、発達障害のある18歳以上の方とその家族を支援する京都市の公的機関です。発達特性の理解から生活・就労の相談まで、幅広いサポートを提供しており、京都市内に住むご家庭にとって重要な相談窓口となっています。
どのようなサービスを提供しているのか
「かがやき」では、主に次の4つの支援を行っています
① 発達特性のアセスメント(評価)
一人ひとりの「強み・得意」「弱み・苦手」を丁寧に整理し、
・本人
・家族
・支援者
が共通理解を持てるように説明してくれます。
長期引きこもりの人がアセスメントを受けてようやく自分にどのような問題があるのかわかった、ということがよくあります。
② 相談支援
生活上の困りごと、対人関係、家事、金銭管理、進路など、幅広い相談に応じます。必要に応じて医療・福祉・就労支援機関と連携し、支援体制を整えてくれます。
③ 就労支援
働き方の工夫や職場での配慮の受け方などを一緒に考えます。 ※ただし 仕事のあっせん(紹介)は行っていません。
④ 普及啓発・研修
市民向け講演会や家族向け研修などを開催し、発達障害への理解を広げる活動も行っています。
サービスを受けられる条件
利用できるのは、次の条件に当てはまる方です。
- 京都市内に住んでいる
- 18歳以上
- 発達障害がある、またはその疑いがある
- 本人または家族が相談を希望している
診断がなくても相談できますが、必要に応じて医療機関の受診を勧められる場合があります。
当事者目線ではどのようなことができるか
大人の発達障害は、仕事・人間関係・生活管理などで困りごとが表面化しやすいものです。「かがやき」では、本人が次のような支援を受けられます。
- 自分の特性を理解し、対処法を学べる
- 生活の工夫(スケジュール管理、片付け、金銭管理など)を相談できる
- 職場での困りごとを整理し、必要な配慮を一緒に考えてもらえる
- 将来の働き方や進路について相談できる
- 必要に応じて関係機関とつないでもらえる
「自分の困りごとを言語化できない」という方でも、スタッフが丁寧に聞き取りながら整理してくれるため安心です。
保護者にとってはどのようなことができるか
保護者にとっても、「かがやき」は大きな支えになります。
- 子どもの特性を理解し、接し方のヒントを得られる
- 家庭内での困りごと(生活リズム、コミュニケーションなど)を相談できる
- 将来の見通し(進学・就労・自立)について専門家と話し合える
- 家族向け研修や講演会で知識を深められる
- 必要な支援制度(障害福祉サービス、就労支援など)の情報を得られる
「どこに相談したらいいかわからない」という段階でも利用できるため、最初の相談窓口として非常に心強い存在です。
できないこと
一方で、「かがやき」にはできないこともあります。
- 就職先の紹介・斡旋は行わない
- 医療行為(診断・投薬)は行わない
- 18歳未満は利用できない(子どもは児童福祉センター発達相談所へ)
- 継続的な療育や訓練を行う場ではない
あくまで「相談・評価・連携」が中心の機関であり、実際の支援は他機関と協力して進める形になります。
京都府は「はばたき」
京都府が運営する「発達障害者支援センター はばたき」は、京都市を除く府内全域を対象とした発達障害支援の専門機関です。相談支援や就労支援に加え、支援者向けの研修やコンサルテーションなど、府全体の発達障害支援を推進する役割を担っています。圏域ごとに相談窓口があり、地域に密着した支援が受けられる点が特徴です。京都市在住の方は「かがやき」、市外の方は「はばたき」という形で住んでいる地域によって利用先が分かれます。